
お酒の利き酒というのは、実に難しいですよね。ちょっと、日本酒研究家のまつざき・はるお氏の言葉を引用させていただくと、
とのこと。なんだか精神修行の世界のようですが、昔、茶道を少しかじった時、お茶の先生から似たようなことを言われました。一期一会、なのですね。「利き酒する。酒を利く、は聞くと同源の言葉。利き酒は、心を静かにして酒の語るところを聞きとること。様々な酒の微妙な違いが、利き分けられるようになれば、飲む楽しみも、ぐっと広がるに違いない。」
以下は利き酒の時に香りに対して使う用語です。参考までに。
- ビン香
- 一升瓶に入れて店や家に長く置くとビンの匂いが付く。
- つわり香
- 原料米の精白度が悪く発酵が不健全なとき、妊婦がつわりで苦しむといの匂いに似た香り。
- 火落香
- 酒がくさるのを火落といい、火落の時はお酒が濁り、濁る前にツンと酸っぱいような匂いが立つ。
- 桶香
- 最近は殆どホーロータンクかステンレスのタンクになったのでなくなったが、まだ木桶を使うところもあり、桶の手入れが悪いとつく。
- 袋香
- お酒を搾って粕と分けるときに使う袋の手入れが悪いとつく。
- 木香
- 昔、酒を入れる桶、樽は杉材だった。それで杉の香りがお酒についてなんとも言えない良い香りだった。また、杉香だけでなく、酒の成分も、杉材のため多少の化学変化が起こり良い味がでた。(現在菰樽に使われる杉材は新材で、当時の杉材は使い込まれた杉材でしたので、杉香の付き方は違います。新材だと、香りが付きすぎる気来があります。)
- 引込香
- 酒を口に入れて吐き出した後で鼻に抜ける香りで、この香りがお酒の良し悪しのポイントになる。
- 吟醸香
- 原料米の精白度を50%近くにして特別に念入りにつくった吟醸酒、非常に強い、果物のような香りがする。
備考
お酒の味は、甘、辛、酸、苦、渋と五つの味の調和がとれているか、お酒としての押しの有る無し、また、出生地により味も様々で、測ろうとすると複雑になっていきます。


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