もろぶた。
以前、我が家では味噌は自前である事を書かせてもらったように思います。
年に何回か味噌を作ったり、また、餅つきも月に2回。
ですから、私にとっては「もろ蓋(ぶた)」は馴染みのあるものです。
「もろぶた」にご飯を広げて、麹をまき・・・と味噌作りの話をしていると、「もろぶたって、どんな豚?」と話が止められてしまう事もあります。
モロッコの豚でも、そのままの豚でもありません。
今頃の家庭には無いのかなぁ?と私が疑問に思います。
杉の板で作られた、長さ45センチ、幅30センチ、高さ5、6センチくらいの木箱ですが、以前は料理を運んだりするのにも使っていました。
思い出せば、私がガキの頃は2,30個はあったように思いますが、今は5,6個になっています。
( m(_._)mもろ蓋の数の単位は枚が正解だと思いますが、あえて個にしています。)
出来上がった御餅を入れて重ねておいたり、思い出してもらえましたか?いや、想像してもらえましたかねぇ?
私は「もろ蓋」と呼んでいますが「麹蓋(ぶた)、もろ箱、麹箱」と呼ばれる方も居られます。
作業内容によって多少形は変化がありますが、決して哺乳類の豚ではありません。
この「もろ蓋」が想像出来きたら、手造りの話もすすめやすいです。
しかし、なぜ「もろ蓋」と呼ぶのでしょう?
麹づくり
「もろ蓋」と呼ぶのは、私も耳で聞いて知っているだけです。
私のの妄想では諸蓋と書くのではと思うのです。
2つ以上がセットで重ねても、ひっくり返しても蓋になるので「諸刃の剣」ではありませんが、両面蓋、もろ蓋ではなかろうか?と・・・・・

焼酎で「手造り」表示が出来る物は麹を手作業で造らないといけません。
まさか100%、瓶もフタまでも手造りにしないとダメなんて事はありません。
麹の造り方は「麹蓋法」「箱麹法」「床麹法」の三通りがあります。
「麹蓋法」と呼ばれるものは先程の「もろ蓋」を使い、清酒造りでも吟醸酒、品評会用の時に使われています。
蒸して35~6度になった蒸した原料を麹室にいれ(引き込み)、温度が均一になるように混ぜます。
ちょうど良い温度になったら、手で麹菌をまんべんなくまぶし(床もみ)、また混ぜます。
混ぜたものを山のような形に盛り上げて一晩置きます。
麹の温度が上がったら、菌糸が食い込むように広げたり、切り返しながら温度、湿度の調整(切り返し)をします。
もろ蓋に移して6段から8段くらいかなっ、重ねます。
麹の温度、状態をみながら、積み替えたり、隙間を開けたりします。
麹の菌糸が繁殖してきたら、混ぜて均一に麹が出来るようにし、温度が上がってきたら麹の厚みの調整、もろ蓋の積み替え、隙間調整で36度位に維持します。
二日間程の作業ですが、部屋の温度、換気も機械にたよらず、何度も手を入れなければなりません。
日ごとに異なる温度、湿度。原料にふくまれる水分も変わってくるのに対応出来るのは人の経験に基づいたカンでしょうか?
それしか無いと思います。
そういえばプラスチックのもろ蓋を給食センターなどで見ますねぇ。
我が家の味噌の麹造りでも、もろ蓋が湿って、裏底に汗をかいています。
プラ製では麹がベショベショになってしまうだろうなぁ。
ちらし寿司?ばら寿司?も木の桶で作った方が美味しく、柔かく感じます(余談)。
私でも麹を混ぜる時に、愛情が湧いてきますから、「手造り」は愛情がタァプリと込められているのでしょうね。


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